2020年11月26日木曜日

薄い被膜でバリアコートする予防歯科

 今月のブログは予防歯科の話です。

歯の強化のためにフッ素を活用するのは良く知られています。
当院では、フッ素塗布もしますし、シーラントもします。
シーラントとは、奥歯の溝を予防的に樹脂で埋めることです。
生えてきたばかりの弱々しい永久歯で、しかも溝が深くて歯垢が残りやすい場合に向いています。
それぞれ別の視点からの予防です。
今回の写真はその両方をする材料です。
PRGバリアコートです。
薄い透明の被膜で溝を塞いでくれますし、イオンの力で環境を改善してくれるのと、歯磨剤からフッ素を再び取り込んで予防の力がキープされるようです。
子供だけでなく、高齢者で歯肉が下がって露出した歯の根や、入れ歯の金具のかかる歯で虫歯になりやすい所にも良さそうです。
薄い被膜で知覚過敏の部分をバリアするのも良いそうで、期待が高まります。